打(う)ちあけられず 人(ひと)にも云(い)えず想(おも)いは よごと 増(ま)すばかり笑(わら)ってくれるな 路地裏(ろじうら)しぐれ自棄(やけ)に未練(みれん)が 身(み)を責(せ)める男(おとこ)がひとり よろけてひとり命(いのち)の酒(さけ)に すがりつく諦(あき)らめきれず 逢(あ)いにも行(ゆ)けずどうにも出来(でき)ぬ 苦(くる)しさよ世間(せけん)のそしりに 逆(さか)らいながら知
そーら! どいた どいた どいた小倉の松五郎を知らんのかヨーッ オリャーッ酒だ喧嘩だ! 荒くれ者んだ何処のどいつだ! 文句があるか!親を知らない 母恋草が度胸根っこで 身を咲かす小倉名代は 小倉名代は 無法松冬の玄海 北風受けて車引く手に 涙か汗か唄う追分 名残りの月に胸の未練が
妻は夫をいたわりつ、夫は妻に慕いつつ…山の瀬あらう せみしぐれあれはお里の 呼んでる声か…一寸先まで この世は闇夜男 沢市 思案の渕に命捨て身の 露ひとしずく越えて壺坂 越えて壺坂 別離塚粉雪 小雪 幾山河耐えて来たのか この手を引いて想えば切ない 運命が辛いお里 許せよ
たった一寸 小さな駒に男五尺の いのちを乗せる浪速根性 どろんこ将棋暴れ飛車だぞ 勇み角意地を通して 泣かせた駒に詫びる三吉 誰が知る長屋暮らしの しがない身でも何時か王将 夢みるふたり冷えた小鍋の 豆腐のくずを笑顔ですくう ああ小春俺の宝は おまえと将棋生きるつらさを かみしめる星が流れる 東の空へ明日は勝ちたい