ONE DRIP OF WATER — 上原多香子

緑の丘を 走ってく わき上がる雲が 大きくて
青い空に溶け うるおいを 街に 届けて
細く 続く 道を 抜けて
海の 見える丘に 着いた
波に 乗る 魚の 群れと 小さな 貝殻を 拾い
この街の中では 時が駆け足だから
思い出す事さえも この頃は少なくなって あの海に沈んだ
大きな太陽を キミとながめた事も 少しだけうすれていくよ

小さな森を 歩いてく 雨上がり あじさいの花
一粒の水に 映ってた キミが いたよね
この街の中では 時が駆け足だから
時々帰りたくて あの頃が色づく様 小さな森でかいだ
雨の匂いの中で キミを見詰めていたよ
まばたきも忘れる程 この街の中では

もしもキミが今 疲れすぎたなら
泣けなくなるから 我慢はしないでね
もしもキミが今 かよわないのなら
帰って来て欲しい とり戻すためなら
緑の丘を 走ってた
いつか遠くに 行く為に