クラスメイト — 上原多香子

何をゴールに すればいいの
別に欲しい物はないよ
暗くなる ニュースなんてなく
ただなんとなく歩けてる
街で逢った 懐かしいクラスメイト
人の波にのみ込まれて 手を振るだけだよ

君の影を追いつづけた まぶしいあの頃
失敗をおそれずに ただ夢を追って
真夜中でも 眠らなくて
怒られるのにも慣れてた
あの頃の生き方 小さな真実を
抱きしめたよ 大事そうに
嘘つきな大人の中で

いつも一緒にいたかったよ
君の言葉に甘えてた
君の後ろの影色だけ やけに鮮やかに映った
ずっと先の 大きな分かれ道 知っていたよ
でももう少し ゆっくり近づくと

君の強さに守られてた
まぶしい あの頃 消せないメモリーが ひとつ残っている
もう帰れない あの頃とは 違う君がいるよ
だけど まっすぐに生きても
小さな真実を 落としてゆく 無くしてゆく
嘘つきな時代の中で
失敗を恐れずに ただ夢を追って
真夜中でも はしゃいだよね
怒ってくれる人がいた

あの頃の生き方 小さな真実を
抱きしめたよ 大事そうに
嘘つきな影色の中で