虎 — ハンバート ハンバート

何を見ても何をしても
僕の心凍えたまま
外は花が咲いていても
僕の庭は冬枯れたまま

どこにいても誰といても
僕の時計止まったまま
深い深い穴の底で
一人惨めにいじけている

人の胸に届くような
そんな歌がつくれたら

だめだ、だめだ、今日はやめだ
メロディひとつできやしない
酒だ、酒だ、同じことさ
昼間からつぶれて眠る

何を見ても何をしても
虚ろな目は死んだ魚
吐き出されたコトバたちが
部屋中溢れて腐っている

人の胸に残るような
そんな歌がつくれたら

負けた、負けた、今日も負けだ
光るコトバ見つからない
酒だ、酒だ、飲んでしまえ
虎にもなれずに溺れる