荒野へ — キノコホテル

窓辺に置いた一輪挿しが なんだか今日はご機嫌ななめ
きのうの過ち こぼした涙が苦い
なんにもない なんにもない なんにもしたくない

暴虐の果てに清々しいような 顔をしながら電話を架ける
受話器の向こう 機械のようにくりかえす
いやになる いやになる まったくいやになる

今さら誰も信じたくない だからきみを選んだ
わたしの為に総て投げ出してくれる
ねえ、そうでしょう?

天気予報が繰り返す 外に出るのは危険だから
焼けた野原を裸足で踏みしめ歩こう
こわくない こわくない いまならこわくない

いまさら誰も信じたくない だからきみを選んだ
うれしいでしょう 総て投げ出してあげる